ママを楽しむ

親子で本を楽しもう!『子どもが喜ぶ読み聞かせ』

2016.11.19(sat)

ママトコタイムでも毎月紹介している絵本。
絵本が子どもの成長にはとても大切なのは、みなさんご存じだと思いますが、いざ図書館や本屋さんに行って選ぼうとしても、たくさんありすぎて悩んでしまいますよね。赤ちゃんだと読んでも理解していないのではないかと迷ったり、3歳ぐらいになると絵本よりもキャラクタ―の本が気になってしまうこともあります。

今回はお子さんの年齢に合った絵本の選び方や読み聞かせのポイントを紹介します。今後の絵本選び、読み聞かせの参考にしてみてください。

年齢に合った絵本選び

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◇0歳児~
・0歳児(4~6ヶ月ごろ)
社会的笑いをするようになり、大人に話しかけられるとニコニコと反応が出始めるころです。絵本の読み聞かせにも耳を傾けられるようになります。

・0歳児(7ヶ月~1歳ごろ)
人見知り、そして音や動きの真似などが始まり、目で見たことを認知するようになってきます。1歳ごろになると絵本を読んでもらうことが楽しくなっていきます。

*絵本選びのポイント*
・擬音語などリズムのある文の絵本
・まだ目がはっきり見えていないので、絵や色、輪郭がはっきりして見やすい絵本
・なんでも口に入れたり、持ったりして遊ぶ時期なので、安全で大きすぎない絵本

◇1歳児~
物と言葉がリンクするようになり、活発に指差しが始まります。絵本の中に知っている言葉が出てくると真似をしたり、喜んだりして楽しむことができるようになります。

*絵本選びのポイント*
・身近なもの(食べ物や乗り物など)やできごとが載っている絵本
・生活や遊びの中でよく使う言葉が繰り返しでてくる絵本
・読んだ後に真似をして遊びたくなるような絵本

◇2歳児
「これ何?」「これは?」と大人に質問しながら、物には名前があることを知り始めます。絵本の内容も少しずつ理解し始め、自分なりのイメ-ジができてくるころです。

*絵本選びのポイント*
・言葉を実際のことから切り離し、虚構の世界をわかり始めます。短いスト-リ-性のある絵本がおすすめです。
・読み終わったあとに真似(ごっこ遊び)をしやすい絵本

◇3歳児~
言葉によるコミュニケ-ションが発達し、少しずつ自分の思いや考えを相手にも伝えようとする気持ちが芽生え始めます。

*絵本選びのポイント*
・言葉の理解も進み、イメ-ジが次々と膨らんでいきます。少し長めの物語もいいでしょう。
・思わず絵本の中に入って遊びたくなるようなファンタジ―な絵本

読み聞かせのポイントを知ろう

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お子さんに合う絵本をみつけて、いざ読もうとしたら、気づいたらどこかに行っちゃった。次から次へとペ-ジをめくってしまう、同じものを何回も読んで!と持ってくるということがあると思います。

絵本に興味がまだなくても、大人が読んでいると「なんだろう?」と見に来ると思います。
興味を持ち始めてからゆっくり読んでいきましょう。
実際に声に出して読んでみると、意外と聴いているほうは早口に聞こえることが多いです。お子さんに読み聞かせするときは、「ちょっと遅いかな?」というぐらいのペ-スで読んでみてください。そうすることによって、お子さんの中で絵と言葉が理解しやすくなっていきます。

次から次へとペ-ジをめくってしまうお子さんは、絵本のペ-ジをめくることが楽しい!違う絵がどんどん出てくるのを楽しんでいることもあります。「まだ読んでいるから」、「ダメ」とは言わずにお子さんのペ-スに合わせてみてください。

また、同じ本を何度も持ってくるということは、大好きな、お気に入りの絵本をお子さん自身がみつけたということです。大人は何度も同じ絵本を読んでいると飽きてしまい、「また?」とついつい言ってしまいがちですが、子どもにとっては知っている言葉や内容が出てきておもしろいのです。そこから好きなジャンルの傾向がわかってくると思いますので、よく見ておくといいでしょう。

図書館を活用しよう!!

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せっかく買った本も読まなかったり、興味がなかったりしたらもったいないですよね。
まずは、図書館に行ってみましょう!
騒いだらどうしようと思いがちですが、絵本コ-ナ-には小さい椅子やテ―ブルなど、お子さんがすぐに本を読めるスペースがあります。中には読み聞かせを行っている図書館もあり、より身近に本を感じることができます。
何より無料で何冊も借りることができるので、いろいろなジャンルの絵本に触れることができるのも嬉しいポイント。いろいろな本を試していくうちに、何度も同じ本や似たようなジャンルの本を借りるようになってくるので、どの本を購入したらいいのかわかりやすくなりますよ。

寒くなってきたこの時期、ぜひ図書館や本屋さんでお気に入りの絵本を見つけてくださいね。
ママトコタイムでも今後も絵本をたくさん取り上げていきたいと思います。

【参考文献:プリプリ・世界文化社(2007年1月号)】

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この記事は「ケノコト」にも掲載しています。

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